タイに行ったはなし その1
なんとなく海外に行きたくなったので、タイに行ってきました。せっかくなので、何回かに分けて書きたいと思います。
渡航まで
どこの国に行こうか迷いました。ジェットスターで、関空ーシドニー便が4月に就航されたということで、シドニーに行こうかと思いましたが、この円安の状況で燃油サーチャージなどが嵩んでいるのか、航空券がそこまで安くないということもあり、今回はタイに行くことにしました。タイへは今回が初めての訪問です。
1日目
関空が混んでいるだろうと思い、かなり早起きして空港に到着しましたが、拍子抜けするぐらいガラガラでした。どこの空港だったかは忘れてしまったのですが、以前海外に行ったときは保安検査場までが大混雑していて、その時は優先レーンが使えたので、出発にはぎりぎり間に合ったということがありました。関空の今の状況を見ていると、せっかく大阪にある空港なのに、寂れてしまった雰囲気を感じます。海外からの旅行客がまず最初に見る日本として、残念に感じる気がします。
チェックインカウンターもそれほど並ぶことはありませんでした。早起きだったので、空港で朝食を食べます。制限エリア内で食べるか迷ったのですが、国際線到着エリアにあった、とんかつ和光で食べることにしました。
保安検査場を抜けて、制限エリアに入ります。免税品コーナーは酒、タバコ、化粧品なので、どれにも興味がなくさっさとスルーします。こういうとき、自分がそれらの商品に興味があれば楽しめるのだろうなと毎回思います。関空の制限エリアは改装されたのでしょうか。こういった雰囲気ではなかった気がするのですが、きれいになっていていいですね。
朝ごはんを選ぶ時、制限エリア内にあるラーメン屋に興味を惹かれたのですが、制限エリア内は海外価格で、ラーメンが1杯3,000円くらいの値段でした。A5ランクの和牛を使っているとのことで、ぼったくり価格ではないと思うのですが、ラーメンにA5ランクの肉はいらないだろうというのが感想です。ですが、このラーメン屋は列ができるほどには賑わっていました。
今回はエアアジアで航空券を予約しました。初めて乗る航空会社です。てっきり中華系の航空会社だと思っていましたが、マレーシアの会社のようです。関空から出発するLCCはPeachが有名だと思うのですが、Peachはバンコクに到着するのが深夜ということで、そこから市内へ移動するのが少し面倒ということもあり、エアアジアを予約しました。ちなみに、Peach以外も色々と調べましたが、エアアジアが最安値でした。
座席指定ができないタイプの航空券でしたが、幸運にも通路側でした。しかも、中央列の通路側という、もし座席指定できる場合に、自分がいつも選ぶ席が割り当てられていました。乗客は7割くらいが外国人といったような比率です。機内食もないプランにしたので、持ち込んだパンを食べたり、本を読んだりして過ごします。
定刻よりも1時間ほど早く、目的地のスワンナプーム国際空港に到着しました。まず驚いたのは空港の大きさと賑わいです。なんとなく京都駅を思い出すような雰囲気があります。
この趣向を凝らしたエスカレーターも素晴らしいです。
ちなみに、スワンナプーム国際空港の混雑具合はこちら。
対する、関空の混雑具合はこちらです。
時間が違うとはいえ、関空は悲しくなるレベルです。
スワンナプーム国際空港は、飲食店もとても充実しており、関空とは比べ物になりません。ちょうどお昼時に到着したので、空港で腹ごしらえしてから、市内に移動することにしました。
空港内にあるフードコートで昼食を食べます。タイにはこういったフードコートが各所にあり、安い値段で色々な食事を楽しむことができます。どこもシステムは同じようなもので、まずは窓口で専用カードに現金でチャージをします。各店舗でそのカードを使って食べたいものを注文し、カードに残ったお金は、窓口で返してもらえるという流れです。
牛肉の団子が入ったヌードルを注文しました。私の今回のタイ旅行での一番の懸念は食事です。私はエスニック料理が全般的に苦手です。パクチーなんかはもってのほかで、初めてパクチーを食べたのはベトナムだったのですが、付け合せの三つ葉か何かかと思って、フォーと一緒に食べた時の衝撃は今でも忘れません。ですので、今回の旅行では注文のときにパクチー抜きと伝えます。タイでのパクチーの使い方は、料理の最後に添えるもので、煮込んだりはしないようなので、パクチーを抜けばとりあえずは食べることができます。このヌードルも若干のエスニック味は感じますが、薄味でさっぱりしていておいしかったです。
とりあえず、ホテルにスーツケースを預けに行きます。ホテルまで電車で移動します。電車はかなり頻繁に走っているのでとても便利です。
空港から1時間ほどでホテルに到着しました。こちらが今回宿泊するホテルです。最寄り駅から7分ほど歩く必要がありますが、ホテルがトゥクトゥクを所有しており、無料で駅まで乗せてもらえます。トゥクトゥクはぼったくられるとのことで、乗る予定はなかったのですが、このトゥクトゥクサービスのおかげで、少しではありますが、トゥクトゥクを体験できました。なぜかこのホテルは日本のテレビ番組が映りました。NHKワールドが見れるホテルはよくありますが、民放やWOWOW、J-Sportsまで映るのは驚きでした。
スーツケースを置いて、ひと息着いたので、移動をします。こちらがホテルのトゥクトゥクです。
駅前の通りも賑わっています。バーもたくさんあるので、外国人にも人気のようでした。タイは4月〜6月が一年で最も熱く、私が滞在していたときも連日の気温が40度でした。全く雨も振らなかったので、少し歩くだけで、汗が止まらなくなります。そういう場所で飲むビールはさぞかし美味しいのだと思います。
目的地まではバイタクを使うことにしました。タイではGrabとBoltという配車アプリがあります。Grabは他の国で使ったことがあったのですが、Boltは今回の旅行のためにインストールしました。GrabとBoltはほとんど使い方が同じですが、何回か比較したところ、Boltの方が安かったので、ほとんどBoltばかり使っていました。一回だけGrabを使いましたが、警察の検問か何かがあるようで、道端で一旦停止したりすることがありました。また、途中でヘルメットを被るよう、ドライバーから言われ、その時に400バーツと言っていたので、違反をしたら400バーツということなんだろうと解釈しましたが、ノーヘルドライバーが沢山いるのにどうやって取り締まるのかは疑問です。このヘルメットもサイズが全く合っていないので、ヘルメットが飛ばされないか気になってしまい、逆に危ない感じがしました。言うまでもないことですが、バイタクは危険です。完全に自己責任で乗ることになります。実際、タイはかなりの頻度で交通事故が起きているようです。80キロのスピードをノーヘルで乗るということは、いつ死んでもおかしくありません。私は数年前までバイクに乗っていましたが、真夏でもプロテクターが入ったジャケットを必ず着ていました。旅行という非日常体験において、感覚が麻痺していることを忘れないようにしていました。ただ、今回の旅行では、移動のほとんどでバイタクを使っていましたが、この酷暑の中で風を切って走るということは、とても得難い体験でした。特に一人の旅行でのバイタクは相性抜群です。
THE ONE RATCHADAというナイトマーケットにやってきました。
このナイトマーケットは、この写真が有名なのではないでしょうか。コロナ前まではカラフルなテントだったようなのですが、コロナでの休業期間を経て、このような白色のテントに変わったそうです。
このように、マーケット内では所狭しと店舗が並んでいます。飲食店エリアとショッピングエリアに別れています。
かなり客引きがあり、それに疲れたので夕食を食べることにします。ガパオライスです。このガパオライスはかなりスパイシーでした。付け合せのきゅうりの漬物のようなもの含め、とてもおいしかったです。
海鮮類も売っていました。火の入っていない食事はかなり危険とのことだっので、今回の旅行では生魚は食べませんでした。
とてもきらびやかできれいです。
夜はさらに車やバイクの往来が増える気がします。この写真を見ても、タイが夜の街ということ表している気がします。
次の日も早いのでホテルで休むことにしました。
とりあえず、1日目の記録はここまでです。