ニセコに行ったはなし

ニセコにスキーをしに行ってきました。

ニセコにはここ6、7年くらい毎年行ってるのですが、最近のバブル具合は本当にすごいです。

特にスキー場や周辺のレストランは日本人としては考えられない値段がします。

申し訳ないですが、味は値段に全く釣り合っていません。

ゲレンデのレストランも相場よりかなり高いのですが、味はいたって普通のゲレンデ飯です。

完全に海外からの旅行客をターゲットにした価格設定であり、周辺一帯がその価格設定で成り立っているので文句は言えません。

 

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ただ、海鮮丼がこんな価格で売られており、外国人の方々は本当にそれでいいの?と疑問を持ってしまいます。

 

ニセコには魅力もたくさんあります。

ニセコビレッジ、アンヌプリ、グランヒラフ、花園という4つのエリアがあり、1つのエリアだけでもそれなりの規模のスキー場と同じくらいのコース数があります。

雪質も最高ですし、BC目当ての方もたくさんいるのではないでしょうか。

新千歳空港から何本もバスが出ておりアクセスも便利です。

車でも行ったことがありますが、スキー場までの道は整備されています。

他のスキー場だとホテルが1軒しかない(そのホテルもすごく高い)ところや、宿泊は3泊から受付など、その時点で敷居が高くなります。

その点、ニセコにはスキー場周辺にホテルもたくさんあります。

スキー場に歩いて行ける距離のホテルはとんでもない値段がするので泊まれないですが、ホテルがシャトルバスを運行しているところも多いので、私はいつも少し離れたホテルに泊まっています。

 

私が初めてニセコに行ったのは小学生の時なのですが、その頃はオーストラリアやニュージーランドからのスキーヤースノーボーダーが多かったです。

今はどこの国の方が多いのでしょうか。

アジアからの旅行客が爆増したのはここ10年くらいのことなのかなと勝手に感じています。

 

冬のニセコに行かれる方はホテル、飛行機をかなり前から予約することをオススメします。

私が今回のホテルを予約したのは8月だったのですが、その時点でいつも泊まってるホテルはすでに満室になっていました。

無限に予算があるのであればホテルは選び放題ですが、特に土日しか休めない方などはリーズナブルなホテルは争奪戦です。

 

前置きが長くなりましたが今回の旅行のことを書いていきたいと思います。

 

1日目

新千歳空港に着いた時にアジア系の団体がたくさんおり、春節丸かぶりのタイミングに来てしまったことにこの時気づきました。

スキー場行きのバスは毎回、きのこ王国というSAに止まるのですが、ここで売ってるきのこ汁がすごく美味しいです。

 

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お昼に食べたポケモンパンでパルデアウパーが出ました。

 

ニセコに着いたのは昼過ぎです。

始発の飛行機に乗っても、私の自宅からだとどうしてもこの時間の到着が最速になります。

今回は初めてニセコでスキー板をレンタルしてみました。

毎回、スキー板とブーツを持って行ってたのですが正直言ってこれがものすごくしんどいです。

旅行帰りは足ではなく、スキー板とブーツを担いでいた肩が痛くなります。

宅急便で送ればいいのですが、そこをケチってしまいます。

ブーツだけ持って行くなら1泊2日用のスーツケースにぎりぎり入るので、飛行機でも機内持ち込みできてとても楽でした。

 

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初日のスキー板はSALOMONのQST LUX 92 です。

自分のスキー板が軽いせいか、かなり重く感じました。

そもそも私がノーパワーすぎるという前提がありますが、扱うのが難しかったです。

この日はほとんど雪が降っていなかったので、ファット系スキーは選択ミスでした。

 

花園エリアは特に外国人の人気が高いです。

もちろん花園エリアは素晴らしいと思いますが、なぜそこまで外国人を惹きつけるのか謎です。

ニセコはタクシーも英語が通じるらしく、非常に外国人フレンドリーです。

特に花園エリアはそれが顕著です。

花園エリアの従業員は外国人の方が多く(日本人よりも多い?)、レストランでオーダーを英語で聞かれ、そのまま押し通されたので英語でオーダーせざるを得なかったことがあります。

当然日本語でオーダーと思っているところで英語で話しかけられると頭が真っ白になります。

ニセコではまず初めに英語で話しかけられることが多いです。

自分がどこにいるのかわからなくなります。

ホテルに帰るマイクロバスでは自分以外全員外国人でした。

車内では洋楽が大音量で流れており、複数の方が曲を口ずさんでいるという謎の状態でした。

 

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花園エリアにあったルイ・ヴィトンかまくらのようなもの。

営業していませんでした。

 

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ルイ・ヴィトン仕様のゴンドラもあり、花園エリアはルイ・ヴィトン推しのようです。

 

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今回のホテルはMIDTOWN NISEKOです。

施設や部屋はとても綺麗です。

大浴場はないですが、部屋は風呂トイレ別だったのでとても嬉しいです。

残念な点としては壁が薄い…

おそらく部屋の近くにある洗濯機の音や隣の部屋の音、廊下の音が結構響きます。

 

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簡単な調理ならできそうな共用のキッチンがありました。

 

2日目

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板を交換し、この日はBLASTRACKのELIXIRにしました。

初めて聞くメーカーでしたが、2011年にできたOGASAKA FACTORYのFREE SKI ブランドとのことです。

この板は滑りやすかったです。

ターンもしやすく、重さも問題ありませんでした。

この日はニセコビレッジとアンヌプリを主に滑りました。

ニセコビレッジは新しいリフトやゴンドラが結構あるのですが、明らかにオーバースペックな6人乗りリフトや、謎のゴンドラがあったりするところにバブル感を感じます。

 

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クマのオブジェがありました。

去年まではなかった気がします。

 

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お昼は鉄板ハンバーグ定食を食べました。

お値段は1,800円です。

これでもニセコでは安い方です。

 

3日目

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昨日の板のままでもいいかなと思ったのですが、せっかくなので交換してもらいました。

NORDICAのSanta Ana 88です。

これも滑りやすかったですが、素人には昨日の板と違いがわかりませんでした。

この日が3日間で一番混雑していました。

ゴンドラもリフトもかなり並ぶ必要があり、あまり本数は滑れませんでした。

ただ、3日目となると朝一から足が痛いので、並ぶ時間が休憩になっていたかもしれません。

最終日なので昼まで滑ってから着替えて、空港までバスで向かいます。

天気が良く、帰りのバスから見た摩周湖とそれを取り囲む山々が本当に美しかったです。

ずっと見ていられる景色はああいう景色なんだと実感しました。

 

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新千歳空港でユッケジャンスープを食べました。

結構辛かったですが美味しかったです。

お土産を買ってから帰宅です。

お疲れ様でした。

 

総括

スキーに行くたびに毎年体力のなさを痛感します。

今年は特に、去年体調をかなり崩してしまった影響なのか本当に体力が持たなかったです。

子供の頃は両親や親戚とナイターまで滑っていたのですが、当時今の自分よりも年齢が上の大人たちがよくそんなに滑れていたなと思います。

もっと上手くなりたいと毎年思うのですが、なかなか成長しません。

自分でやるのは頭打ちなのでスクールで叩き直してほしいです。

 

やはりニセコのバブル状態はすごいです。

これはいつまで続くのでしょうか。

毎年観光客が増えており、正直なところ今回はストレスを感じるレベルで人が多すぎました。

体感では8割が外国人です。

ゲレンデで見たスキー、スノーボードスクールも全員が外国人で、日本人のスクールは1組も見ませんでした。

来年はヒラフのセンターフォーリフトがゴンドラに建て替えられるようです。

ぜひ乗ってみたいのですが、来年はニセコには行かないかもしれません。

このまま日本人は淘汰されてしまうのでしょうか。

コロナ禍の時期もニセコには行っていたのですが、あの時は本当に快適でした。

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