水上バスに乗ったはなし

月末で失効するじゃらんのポイントがあったので、そのポイントを使って、大阪水上バスアクアライナー」に乗船しました。アクアライナーは大阪の川でよく見かける、背の低い船です。毎日9便が運行されています。

 

大阪城横の船着場から出港して、ぐるっと回ってから、出港した船着場に戻るという、40分間のコースです。途中で折り返すので、左右どちらの座席からも同じ景色を見ることができます。

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大阪城の北東あたり(読売テレビ横の橋を渡ってすぐ)に船着場があります。

 

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今回乗る船が近づいてきました。カラフルな船体です。乗客は入替制になっていて、平日に乗りましたが、船内は8割ぐらいが埋まっているような感じでした。全席指定席なので、席取りのために並ぶ必要もありません。

 

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遠目ですが、大阪城天守閣が見えます。


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途中で、水陸両用バスとすれ違いました。あのバスにも乗ってみたいです。


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中之島のビル群が見えます。大阪というと、新世界のような、ごちゃごちゃしたイメージを持っている人も多いと思います。もちろんそれも大阪の一部ですが、私はこのような、洗練された中之島のビル群も、大阪の素晴らしい景色のひとつだと思っています。川のすぐ横に美しいビルが並んでいるというのは、素晴らしいと思うのですが、テレビではなかなか紹介されません。


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船の高さが低いので、このように橋の下すれすれを通ります。普段は見れない、橋の裏側を見ることができます。


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この日は雲ひとつない青空だったので、中央公会堂のレンガがより一層きれいでした。

 

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普段から見慣れている景色でも、船からの低い目線で見ると、また違った印象を受けます。

 

景色は窓ガラス越しに見るので、船内が反射して写真を撮るのが難しいです。以前はオープンカーのようになる水上バスもあったようなのですが、今回乗ったルートでは廃止されてしまったようです。天気がよければ絶対に気持ちいいと思うので、復活を願っています。今回、川沿いの桜はすでに葉桜になっていましたが、少し前であれば、満開の桜が見れたかもしれません。

 

アクアライナーは今回乗った40分のコースのみの運航のようです。せっかくなら色々なコースを用意して、途中の船着場で下船できたりすれば、もっと楽しめるのではと思いました。乗客も安定して見込めそうですし、ビルの夜景を見れるクルーズがあれば楽しそうです。

 

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帰り道に読売テレビの前を通ると、少年探偵団が銅像にされていました。さすが、コナンのおかげで新しいビルを建てたと言われている読売テレビです。

 

宮崎カーフェリーに乗ったはなし

宮崎カーフェリーに乗るために宮崎に行ってきました。フェリーありきの旅行ですが、宮崎に行くのは子どもの頃に行ったシーガイヤ以来だと思います。

 

1日目

宮崎までは飛行機で向かいます。

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プロペラ機でした。搭乗口から飛行機までバス移動というのも久々な気がします。

 

宮崎空港から宮崎駅は電車で10分くらいのとても便利なところにありました。ただ、電車が30分間隔なので飛行機を降りてから空港を見て回る暇なく駅に移動します。

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駅から見える風景ですが、ヤシの木がたくさんあって宮崎っぽいです。

 

宮崎駅でレンタカーを借ります。車はNOTE E-powerでした。この車、以前にも乗ったことあるのですが運転しづらすぎます。アクセルを緩めるとブレーキが勝手にかかる仕様がものすごく違和感で運転していて疲れました。レンタカーのような場所で貸し出すべき車ではないと思います。古い型式なのか、Car Playも付いてない車で残念でした。

 

文句たらたらですがとりあえずお昼ご飯のお店に向かいます。宮崎駅から1時間半くらい運転して、11時過ぎに到着しました。

おぐら 旭ヶ丘店 - 旭ケ丘/ファミレス | 食べログ

宮崎と言ったらチキン南蛮だろうということで、有名らしいお店に来ました。

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チキン南蛮定食(1,298円)

チキンはしっとり味が染み込んでいてご飯にとてもよく合います。平日に行ったのですが退店する時にはかなり待ちのお客さんがいました。

 

次の目的地は高千穂峡です。道中は峠道のようなところもありました。

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このようにボートに乗ることもできます。この日はあいにく曇りだったのですが、それでも水が不思議な青色をしていました。晴れだったらもっと綺麗な色だと思われます。意外だったのがここにもアジア系の観光客がたくさんいて、むしろ日本人よりも多いかもしれません。路線バスもあるようですが、圧倒的に車でのアクセスが便利な場所にあって海外の方はどうやって来てるのでしょうか。レンタカーで来ているのであれば韓国人の方が多いのでしょうか。

 

1時間ほど観光して移動します。天安河原鵜戸神宮にも行きたかったのですが、高千穂峡宮崎駅から遠かったので時間がありませんでした。

 

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途中、道の駅で高鍋餃子を食べました。高鍋餃子は初めて食べます。餃子はどこで食べても同じだと思っていたのですが、皮はぶ厚くカリッとしていて、中の餡は肉汁が溢れてジューシーでとても美味しかったので、いい意味で裏切られました。

 

車の返却時間も迫っていたので宮崎駅に急ぎます。宮崎駅にはお土産屋さんも沢山あって想像よりも栄えていました。宮崎駅から宮崎港まではバスで移動します。10分ほどで宮崎港に到着です。宮崎は宮崎空港宮崎駅、宮崎港がアクセス抜群の距離にあってとても便利です。

 

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今回乗るのは宮崎カーフェリーの「フェリーたかちほ」です。この船で神戸に向かいます。乗船手続きもスムーズで待つことはありませんでした。

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2022年造船の船ということで船内もとてもきれいです。なんと乗船口にエスカレーターまで完備されています。今まで乗ってきたフェリーと比べると、観光客よりもドライバーの方が多い印象でした。ドライバーの方々からすると、仕事で乗っているのに最近は観光客も増えてきて迷惑だろうなと思ってしまいます。

 

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部屋はシングルルームです。このシングルルームがかなり狭いです。窓もないのでさながら独房の気分です。部屋に個別の空調がなく、乗船してからしばらくは部屋がものすごく暑かったです。スタローンとシュワルツネッガー主演の「大脱出」で、熱々の懲罰房に入れられるシーンがありましたが、それを思い出しました。そういえば大脱出も船の上の監獄でした。しばらくすると室温は普通の温度に戻っていました。

 

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予定通り19:10に宮崎港を出港です。出港時は天気がよかったのですが、翌日はかなり風が強い予報でした。神戸までは瀬戸内海ではなく、太平洋を走るのでかなり揺れることも覚悟していましたが、揺れはほとんど感じませんでした。

 

夕食は船内にバイキングもありますが、少食なのでコンビニで買ったご飯を部屋で食べます。神戸入港は翌日7時半なので大浴場に入ったりして過ごします。やっぱりこれくらい時間がある方がゆったり過ごせるのでいいですね。

 

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船の中の灯りがレトロでかわいかったです。こだわりを感じます。

 

2日目

5時頃に目が覚めたので朝から大浴場で贅沢に朝風呂に入りました。朝ごはんは下船後に食べる予定でしたのでかなり時間に余裕がありました。

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気づけば神戸港に到着していました。

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神戸に来るのはかなり久々です。最後に来たのがいつだったのかも思い出せません。遅延することなく到着して安心しました。下山したターミナルから小豆島行きのフェリーもあるようですが、その日は強風で欠航になっていました。

 

三宮駅近くのマクドナルドで朝マックを食べてから帰宅しました。普段神戸に行かない人間からすると、三ノ宮や三宮の違いがさっぱり分かりません。

 

お疲れ様でした。

 

総括

これで今まで、オーシャン東九フェリー名門大洋フェリーフェリーさんふらわあ、オレンジフェリー、宮崎カーフェリーに乗ったことになります。次に乗るフェリーもすでに予約しているのでまだまだ楽しみです。

時間をかける旅はそれはそれはいいものです。

 

青春18きっぷで四国に行ってフェリーで帰ってきたはなし

フェリーに乗りたかったので、青春18きっぷを使って香川と愛媛に行ってきました。

 

1日目

この日の移動経路はこのような感じです。

大阪駅

JR神戸線 新快速

姫路駅

↓ JR山陽本線

岡山駅

↓ JR快速マリンライナー

高松駅

↓ JR快速サンポート南風リレー号

観音寺駅

↓ JR予讃線

新居浜

 

前回、出雲大社に行った時よりも遅めのスタートです。通勤ラッシュ時間と若干被ったので、大阪駅から姫路駅の新快速では座れないことも覚悟しましたが幸い席は確保できました。香川には何度も行ったことがあるのですが、電車で行くのは初めてな気がします。岡山駅から高松駅に行くマリンライナーという電車は特急電車なのかと思いましたが、青春18きっぷでも追加料金なしで乗れる電車でした。

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途中で瀬戸内海を渡るのですが、島々と穏やかな海という瀬戸内海特有の景色は本当に美しいです。ずっと見ていられる景色だと思います。

 

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4時間半くらい電車に揺られると高松駅に到着です。どうやらアンパンマン推しのようです。アンパンマンのラッピング電車もあったので調べたところ、作者の方が高知県出身とのことでした。

 

まずは高松での移動手段の確保です。今回は行きたいうどん屋さんが駅から少し遠いところにあったので自転車を借りることにしました。

高松市のシェアサイクル|HELLO CYCLING

高松ではHELLO CYCLINGというシェアサイクルが市内の色々なところにあります。1日200円という格安で借りることができます。事前にスマホにアプリをインストールしておけばすぐに借りることが可能です。高松駅のシェアサイクルステーションには係員の方が常駐しているようで、アプリの使い方も親切に教えてもらえました。

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ということで、すぐに自転車を借りることができました。

 

まずは朝ごはんを食べます。

竹清 本店

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竹清 本店 (ちくせい) - 栗林公園北口/うどん | 食べログ

高松駅から自転車で10分くらいのところにあります。10:45オープンのお店で、着いたのはオープン直後だったのですが、すでに10人くらい並んでいました。ただ、回転は早いのですぐに店内に入ることができます。店内に入るとおばちゃんが天ぷらのオーダーを聞いてくれます。このお店の名物は半熟たまご天とちくわ天です。

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うどん0.5玉+半熟たまご天(400円)

この後すぐに食べたいものがあったので、うどん0.5玉があったのは助かりました。半熟たまご天は半分に切ると黄身がとろりと溶けてきます。この半熟たまご天が本当に美味しかったです。お出汁と相性も抜群でした。

 

うどんを食べた後は一旦高松駅に戻ります。自転車は駐輪場に留めておいて、電車で丸亀駅に向かいます。お昼ご飯は骨付鳥を食べたかったので、一鶴に行きました。

骨付鳥 一鶴 丸亀本店

骨付鳥 一鶴 丸亀本店 (いっかく) - 丸亀/鳥料理 | 食べログ

骨付鳥は以前にも食べたことがあったのですが、香川に来るとこれが食べたくなります。一鶴は高松にもいくつか店舗があるのですが、夕方しかやっていなかったり、定休日だったりするようだったので、高松から丸亀が電車で30分ということもあり丸亀の店舗に行くことにしました。

お店に着いたのはちょうどお昼時でした。平日で丸亀ということもあり空いているかと思ったのですが入店まで30分くらい待ちました。

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ひなどり(1,100円)

おやどりは歯ごたえがあって濃厚な旨み、ひなどりは柔らかくジューシーで食べやすいとのことです。かなり濃いめの味付けですが付け合わせのキャベツにとてもよく合っていて美味しいです。あっという間に完食してしまいました。

 

高松駅に戻ります。高松駅の目の前にある、高松シンボルタワーの中に展望台があるようで登ってみました。

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高松が一望できます。瀬戸内海との境目が美しいです。

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香川はこういう感じで平野の中に山が突然現れるのがおもしろいですね。

 

次のうどん屋さんに向かいます。

手打十段 うどんバカ一代

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手打十段 うどんバカ一代 (うどんばかいちだい) - 花園(高松)/うどん | 食べログ

高松駅から自転車で15分くらいのところにあります。こちらもかなり有名なお店で15:30頃の到着で15名くらいが並んでいました。30分くらい待って入店できました。

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ぶっかけうどん+コロッケ(720円)

このお店で一番有名なのは釜バターうどんなのですが、今回は肉ぶっかけうどんにしてみました。大根おろしとレモンをしぼっていただきます。うどんが見えないくらいお肉が乗っています。濃いめのお出汁がよく合います。

 

時間も迫っていたので再度高松駅に戻ります。レンタサイクルを返却して愛媛に向かいます。

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高松駅から電車で2時間ちょっとで新居浜駅に到着です。新居浜駅からフェリー乗り場まで無料のシャトルバスが出ているのでそれに乗ります。

 

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今回乗るのはオレンジフェリーが運航している、おれんじおおさかです。事前にWEBで予約をしていたのですが、ここで大ミスが発覚します。誤って乗船日翌日の船を予約してしまいました。22時に全く土地勘のない愛媛に取り残されるかと思ったのですが、受付の方に早急なご対応をしていただき、残り1部屋だけ空いていたのを確保してもらえました。当初予約していた分も現地決済にしていたのでキャンセル料も発生しませんでした。

 

そんなこんなでなんとか乗船です。

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新しいフェリーのようで船内はとても綺麗です。乗客の8割くらいは学生のようで、皆さんUSJに行くような話をしていました。愛媛の学生が大阪に行く手段としてフェリーはメジャーなのでしょうか。

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こちらが今回泊まるデラックスシングルです。

窓があるのが素晴らしいです。1つ下のランクでシングルという1人用の個室もあるのですが、デラックスシングルにはアメニティグッズと浴衣が付いています。着替えは持ってきていなかったので、部屋が空いていて助かりました。また、アメニティのタオルがすごくふわふわで驚きました。他のフェリーのタオルは旅館によくあるタイプのペラペラのものですが、オレンジフェリーのタオルは吸水力が違います。

 

このオレンジフェリーは22時に愛媛の東予港を出港して、翌朝6時に大阪南港に入港します。時間がないので急いで船内で夕食を食べます。

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もやしラーメン(750円)

他船社のフェリーにもいくつか乗ったことがあるのですが、だいたいのところがバイキング形式になっています。少食ということもあり、個人的にバイキング形式は全然嬉しくないのでこういった単品メニューがあるのはとても助かります。

 

大浴場が学生で溢れていたらどうしようかと思いましたが幸い空いていました。最後に色々ありましたが寝れる部屋があることに感謝して休みます。

 

2日目

2日目といってもこの日は自宅に帰るだけです。6時に南港に着いてしまうので、6時には船外に出られるよう準備しておく必要があります。

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まだ暗いうちに南港到着です。

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向かいには名門大洋フェリーが停泊していました。時間通りの到着だったのでこのまま自宅に帰ります。

 

お疲れ様でした。

 

総括

今まで行ったことのないうどん屋さんに行けたことがよかったです。個人的には竹清が気に入りました。0.5玉しか食べれませんでしたがもっと食べたいと思うような味でした。

 

2回目の青春18きっぷでの旅行でしたが、青春18きっぷを使うのは片道がちょうどいい気がします。あと2回分残っていますが次はどこに行こうか考え中です。次の旅行の予約をするときは日程をきちんと確認するという初歩的なことを忘れないようにします。

 

青春18きっぷで出雲大社に行ったはなし

はじめて青春18きっぷというものを使ってみました。どこに行こうかと考えましたがせっかくなので行ったことのない出雲に行くことにしました。

 

1日目

この日の移動経路はこのような感じです。

大阪駅

JR神戸線快速

姫路駅

↓ JR山陽本線

新見駅

↓ JR伯備線

米子駅

↓ JR山陰本線

出雲市

 

旅の始まりはまだ日が昇らない大阪駅からです。始発の電車に乗ったので、通勤のピークは避けることができました。

 

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須磨駅の目の前がすぐに海で感動しました。写真を撮ったもののボケてます。大阪から須磨はもっと離れているイメージだったのですが、意外に近いのですね。

 

岡山駅でほとんどの方が降りて、向かいのホームに止まっていた黄色い電車に乗り換えていきました。皆さんはどこに行くのでしょうか。

 

姫路駅で山陽本線に乗換えします。この電車には3時間以上乗り続けないと行けないので暇つぶしできるか心配だったのですが、ずっと川と並走して走っていたので、川の流れをぼーっと見ていると3時間はあっという間でした。

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このような素晴らしい景色がずっと続きます。少し前にブラッド・ピッド主演の「リバー・ランズ・スルー・イット」を観たのですがその風景を思い出しました。映画のような風景はアメリカ特有のものかと思っていたのですが、日本にもあるのですね。川の水が透き通っていて本当に綺麗でした。

 

新見駅伯備線に乗換えします。

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2両編成の黄色いレトロな電車でした。ボタンを押さないと電車のドアが開かなかったり、後ろの車両はそもそもドアが開かないので前の車両から乗り降りしたりといったルールがあるようでした。

 

長距離を電車で移動していると季節の移ろいも感じることができます。

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鳥取に入ると急に雪景色になりました。

 

お昼過ぎに米子駅に到着しました。次の電車まで少し時間があったのでここでようやくお昼ご飯を食べることにします。駅前にある牛骨ラーメン屋さんに行こうと思っていたのですがなんとそのお店が閉まっていました。食べログには営業と書かれていたのですが情報が誤っていたようです。何も食べないわけにはいかないので、駅ビル内にあるパン屋さんのイートインで急いで食べました。パン屋さんの横に牛タン屋さんがあってかなり心惹かれたのですが、次の電車まで30分もないので急いでパンを食べます。パン屋さんがあって助かりました。

 

米子駅から山陰本線に乗ったのですが、米子駅の隣の駅の安来駅で途中下車しました。

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どじょうすくいが有名なようです。

 

なぜこの駅で途中下車したかというと、足立美術館に行くためです。安来駅から足立美術館までは無料のシャトルバスが運行されています。足立美術館は日本庭園ランキングで21年連続日本一を誇る美術館です。

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私は、1ヶ月ほど前にNHKのドキュメンタリー番組で特集されていたのを見て初めてこの美術館を知りました。

 

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まるで額に入っているような視点で見ることができます。

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このように庭園はどこから見ても美しく、素晴らしい管理がされています。

 

庭園はもちろん素晴らしかったのですが、館内では日本画の展示もされており、規模的にはそちらの方がメインといっても差し支えないかと思います。私も庭園目当てで行ったのですか、日本画の方をじっくり鑑賞しました。2時間ほど滞在して、シャトルバスで安来駅に戻ります。安来駅から1時間半ほど電車に乗れば、本日の最終目的地の出雲市駅に到着しました。

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ホテルにチェックインする前に夕食を食べます。駅から10分くらいのところに食べログ高評価のお店があったので向かいました。

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献上そば 羽根屋 本店 (ハネヤ) - 電鉄出雲市/そば | 食べログ

出雲では割子そばが有名なようですが、釜あげそばも同じく名物のようです。温かいものが食べたかったので釜あげそばを注文しました。

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釜あげそば定食(1,200円)

 

食べる前は釜あげうどんのようなものかと思っていたのですが全然違いました。そばはかなりとろみのある液体の中に入っていて、つゆを直接そばの器の中に入れて食べます。初めて食べる味、食感のそばでした。定食にしたので日替わりご飯が付いていて、この日は生姜とえびのご飯だったのですが、これも絶品でした。

 

お腹もいっぱいになったのでホテルにチェックインして休みました。

 

2日目

JR出雲市駅に隣接している、一畑電車に乗って出雲大社に向かいます。電車に乗っている時間は30分くらいなのですが、この一畑電車の往復運賃が1,000円します。青春18きっぷの1回分が2,410円と思うと、この電車は観光地価格ですね。

 

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電車の中に島根のご当地キャラしまねっこが鎮座していました。

 

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この一畑電車は自動改札機がないので、駅員さんがハサミで改札してくれるのですが、初めての体験でした。

 

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ようやく出雲大社に到着しました。大阪からここまで長い道のりでした。

 

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鳥居をくぐると長い一本道になっていました。朝8時頃だったので人もまばらです。

 

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一本道を抜けてようやく着いたと思ったのですが、出雲大社ってこんな感じだっけ?と思いました。こんな左右非対称だったかなと思って調べたところ、有名な大しめ縄は神楽殿というところにあり、それは境内の中にはないとのことでした。ということで、神楽殿に移動したらありました。

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見たかった大しめ縄です。大きさに圧倒されます。ちなみに、出雲大社でお参りするときはニ礼二拍手一礼ではなく、二礼四拍手一礼が正式な参拝方法と言われています。

 

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参拝が終わった後に、参道のお店がオープンし始めたので、出雲ぜんざいをいただきました。

 

帰りの電車の時間が迫っていたので出雲大社を後にします。帰りも同じルートで大阪に戻ります。

 

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帰りは宍道湖が見える方の座席に座れました。水辺の近くを走る電車はやっぱり乗っていて楽しいです。

 

総括

今回の旅行で電車に乗っていた時間は往復で約20時間でした。幸運なことにずっと座ることができて、座席も全てボックス席だったので最初思っていたよりも疲れはありませんでした。最後の方になるとお尻が痛くなったりはしたので、往復青春18きっぷというのは体力がいるなと感じました。青春18きっぷを使うのはどうやら鉄道オタクの方が多いようで、同じ電車に乗っていた方も途中駅で降りて写真を撮っているようでした。私は電車には興味がないのでなんだか不思議な気分でした。驚きだったのは電車が全て時刻通りに運行していたことでした。多少の遅れはあるだろうと想定していたのですが往復とも全て予定通りの電車に乗ることができました。電車内での暇つぶしのために文庫本を2冊持って行ったのですが、2冊とも読了してしまいました。最後の1時間くらいは若干暇を持て余してしまったので、次はもう1冊持っていこうと思います。

 

お疲れ様でした。

 

 

映画を見たはなし

海の上のピアニスト」を見てきました。

原題は「THE LEGEND OF 1900」というのですね。

午前十時の映画祭で上映されており、母からのおすすめということもあったので楽しみにしていました。

今年はじまってまだ3ヶ月ですが、今年見た映画の中で一番よかったです。

家で見るよりも映画館で見るべき素晴らしい作品だと感じます。

まだ上映中だと思うのでよければぜひ見に行ってください。

 

マックス役の俳優を別の作品で見た気がしていて上映中ずっと気になっていたので、あとから出演作を調べたら自分が見たことのない作品ばかりでした。

誰と勘違いしているのでしょうか。

 

去年見た映画で一番好きだった作品も午前十時の映画祭で見た「グリーンマイル」だったので、名作を映画館で見れるということは本当に恵まれています。

グリーンマイルは朝8時半頃の上映開始で、その前日は行きたくもない出張に行く必要があり、出張終わりに飲み会があったのですが私以外のメンバーは飲み会も見越して翌日帰るスケジュールを組んでいたのに、私だけ翌日のグリーンマイルのために飲み会からさっさと逃げるよう新幹線で帰ったことが思い起こされます。

普段行かない映画館だったので、映画館の入り口がわからず右往左往して上映ぎりぎりに間に合ったら、自分以外の観客がすべてお年寄りだったことも思い出です。

 

午前十時の映画祭という名前はいつまでこの名前なのでしょうか。

公式サイトを見るたびに「午前十時の映画祭という名前ですが、午前十時にやっているわけではありません」というアラートが毎回表示されます。

長く続いている企画なので今更名前を変えづらいということもあるかと思いますが、それはどうなんだと思ってしまうことがしばしば。

 

今回残念だったのは、上映中にスマホの着信音が何回も鳴らした人がいたことでした。

せめて1回目に鳴ったときに電源は切ってほしかったです。

素晴らしいシーンも台無しです。

かくいう私も上映中は電源を切っています。

映画館での鑑賞マナーが話題になるときに、上映中にスマホをずっと見ていたり、隣の人と話しているということを目にすることがありますが、幸い私はそのような人たちに巡り合ったことはありません。

映画は誰もがひとりになれる時間だと思っているので、それを邪魔しない心構えを忘れないようにしたいです。

 

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白石蔵王の温泉宿に行ったはなし

宮城県白石市の鎌先温泉 すゞきや旅館に行ってきました。

住所はこちらです。

https://maps.app.goo.gl/MjdQguWL6inYYqtc9?g_st=ic

 

1日目

新大阪駅から東京駅までは東海道新幹線で向かいます。

今回はEXこだまグリーン早得3で予約をしました。

久しぶりにこだまに乗りましたが新幹線なのにこんなに駅に止まるものなんですね。

約4時間後に東京駅に到着です。

 

東京駅から最寄り駅の白石蔵王駅までは東北新幹線で移動です。

東北新幹線ははじめて乗りましたがカワセミみたいな色がかっこいいです。

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東京駅に着いたのがちょうどお昼時でしたが、時間がなかったので駅弁を買いました。

 

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チキン弁当(900円)

チキンライスと唐揚げがセットになったお弁当です。

個人的には幕の内弁当よりもこういうシンプルなお弁当が好きです。

唐揚げはけっこう噛みごたえのあるタイプです。

 

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約2時間後に目的駅の白石蔵王駅に到着しました。

この日はかなり風が強く、途中で徐行していたようで30分ほど遅延しての到着でした。

白石蔵王駅は新幹線が止まる駅なので駅自体はかなり大きいのですが、お土産屋も飲食店もないのが残念でした。

かろうじてお土産は駅ナカにあるNewDaysで買えますが店舗が小さいのでラインナップは限られています。

白石蔵王駅から旅館までは無料送迎車をお願いしていました。

新幹線が遅れたので間に合うか心配でしたがぎりぎりセーフでした。

車で10分ほど走れば、すゞきや旅館に到着です。

 

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今回のお部屋はこちらです。

トイレ付き、お風呂・シャワーなしです。

部屋は綺麗でかなり広々していています。

大きめのテレビがあるのが嬉しかったです。

大浴場は3階に内風呂、4階に露天風呂があります。

内風呂は男女入替え制で24時間入ることができます。

 

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個人的にはこの露天風呂がとてもお気に入りでした。

おそらく最近リニューアルされたのだと思いますが、木のいい香りを楽しみながら入ることができます。

 

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夕食のお品書きはこちら。

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ボリューム満点でとても美味しい料理でした。

写真に収まりきらなかったのですがこれ以外にお寿司もあります。

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デザートは黒ごまプリンです。

 

今回なぜこの旅館に泊まったかというと、夕食・朝食をお部屋でいただくことができます。

落ち着いた場所で美味しいご飯を食べるのは最高です。

食後一息ついてからもう一度温泉に入って就寝しました。

 

2日目

朝イチで露天風呂を満喫してから朝ごはんです。

 

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朝ごはんもボリューム満点です。

特にタジン鍋の蒸し野菜が甘くてとても美味しかったです。

 

帰りも白石蔵王駅まで送迎車で送っていただけます。

 

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帰りの東北新幹線から見えた山の風景。

 

東京駅からの新大阪駅行きの新幹線まで時間があったので、お昼は六本木まで出てお気に入りのラーメン屋さんに行こうと思っていたのですが、朝食で満腹になりすぎてお腹が空いていなかったので、新幹線の時間は早めることにしました。

帰りもこだまでゆっくり新大阪駅まで帰ってきました。

 

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天気がすごく良くて富士山も綺麗に見えました。

 

夕方頃に新大阪駅に到着したので、お気に入りのうどん屋さんで遅めの昼食を食べてから帰宅しました。

 

総括

すゞきや旅館さんは従業員の方々の接客もとても気持ちよく、料理、温泉も最高でした。

東京からは新幹線一本で行けるアクセスの良さも素晴らしいです。

 

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ちなみに、公式HPから予約したら入浴剤がもらえました。

 

お疲れ様でした。

 

読書記録をはじめたはなし

読書記録をはじめてみました。

読書ノートというアプリで。

 

子どもの頃から本が好きで、電車通学の時は本を読むことが習慣だったのですが一人暮らしをはじめると、通勤時間が本を読むには中途半端に短いので長距離移動の時しか本を読まなくなってしまいました。

少しずつしか読み進められないのでKindle Paperwhiteで買った本を読んでいました。

 

半年くらい前に図書館の良さを再発見しました。

昔からなんとなく古本の匂いが苦手で図書館は敬遠していたのですが、ようやく図書館の素晴らしさに気づきました。

いらないこだわりは捨てていきたいです。

 

持ち運びが楽、読みたい本がすぐに買える、保管場所が不要という理由から紙の本か電子書籍かと言われると今でも電子書籍派なのですが、電子書籍は紙の本の販売価格とほとんど変わりません。

セールで安くなっていることはありますが、電子書籍の定価は紙の本よりも10%ほど安いのがデフォルトかと思います。

そうなると何でもかんでも買うわけにもいかず、色々と吟味して購入していました。

個人的な疑問としては、ハードカバーの本と電子書籍がほぼ同じ値段なのは何故なのでしょうか。

読みたい本があってもハードカバーしかないものは買っていませんでした。

文庫版が出たら買おうと思っているうちにその本を読みたい気持ちは薄れていきました。

 

会社を辞めてからもっと本を読みたくなったので最近は図書館を活用しています。

ネットで読みたい本を予約できることも知らなかったのでこれが無料で利用できることが驚きです。

紙の本でしか発行されていなかったものを読んだり、軽い気持ちでいろいろなジャンルの本を読んだりできるところに今のところは魅力を感じています。

昔から、気に入った本があるとその作者の他の本を深堀りする読み方をしていたので必然的に同じようなジャンルの本ばかり読んでいました。

図書館に行き始めてからは海外小説やエッセイなど、今まであまり触れてこなかったジャンルのものも借りています。

人気の本は自分の順番が回ってくるまでに果てしない時間がかかりますが(今のところ私の予約リストの中では予約順530番目が一番時間がかかりそう)それもまた一興な気がします。

 

Kindleを使っていた時は何故か本屋から足が遠ざかっていたのですが、最近は本屋にもよく行くようになりました。

本屋に行って読みたい本を探している時間が自分にとっては新鮮で楽しいです。

 

そんなこんなで読書記録をはじめました。

記録といっても、映画にしろ本にしろ他の色々なことにしろ、自分の感想を書いたり言ったりすることがとても苦手です。

このブログをはじめた理由のひとつも、その苦手意識を少しでも克服したいというのがあります。

そういうわけで書評を書いているわけでもなく、何を読んだのかの管理と読んでいて楽しかったか(楽しかったというのは良い悪いということではなく今の自分に合っていたかだと思っています)を★の数で記録をつけています。

将来的には自分が感じたことも併せて書いていければいいなと思ってはいますが、とりあえず今は記録だけです。

 

読書ノートで「読みたい」のカテゴリーに本を登録するとワクワクします。

読みたい本があるということはこれからも生きていくための理由のひとつになる気がします。